こんにちは。はしだです。更新に目覚めました。

 

最近新しく箱庭の室内楽のことを知った方もそれなりに多いかなと思うので、この場を借りてちょっと説明しようかなと思います。

 

どこから始めたらいいのか解りませぬが、とりあえず僕は世田谷区に未熟児的に生まれまして生まれていきなり入院をしております。いまのところ人生唯一の入院がこれ。十数年後に発覚するのですが、心臓の部屋が5個あるという(普通4つ)身体に生まれてきたため、変な拍子の曲が好きだったり、後に小節数がおかしな曲を作ったりすることになります。

 

がつっと省略してそこから何年か経ちまして、毎日数曲作りまくる宅録時代の後に大学生後半になってbolbotsというバンドを組みます。自分が4人いなきゃバンドできないよみたいな心もちだったのですが、やっぱ音源だけ作ってもライブやらないとなぁと思ってサークルの人たちで結成。法政大学の作詞作曲同好会(さくさく)ってとこで、ハードコアな人材を色々だしてたと思うんですが、もう無くなったそうです南無。

 

ちなみにbolbotsという名前ですが、色々適当なことばかり言っていたため本当の由来忘れてしまいましたが、polvoとboatから取ったことになってます。どちらも多大な影響を受けました。


Polvo - Exploded Drawing (1996) [Full Album] - YouTube


BOaT - KILL/KILL (I WANNA QUILL YOU,WHAT DO YOU WANT?) - YouTube

 

当時CDRというものが世に出回ったばかりだったと思うのですが、RolandのVS880というMTRを使って下記のCDRアルバムを作りました。

知ってる人はすぐわかると思うのですが、Guided by VoicesのUnder the Bushes Under the Starsというジャケのコラです。10数年後に出会って一緒にいろいろやるゆるめるモ!ちゃんたちのジャケも往年の名盤をオマージュして作るスタイルなのを考えるとちょっと運命的なものを感じます。

f:id:oAo:20140616123544j:plainbolbots - 1st CDR

f:id:oAo:20140616123656j:plain Guided by Voices - Under the Bushes Under the Stars

ちなみにこれ結構評判良くて、これをきっかけに今でも続く交友関係ができたり、大変思い入れ深い作品になります。おれも持ってない絶版です。女の子ボーカル以外全部おれ演奏。

 

で、たぶんその半年後くらいに2ndCDR作ります。今度はレインコーツでこの大きさだとわかりにくいですが、メンバーの顔写真が差し込まれてます。誰にも怒られなったのはすごいなぁと思います。これも絶版。おれ持ってない。一部みんなで演奏。

f:id:oAo:20140616124556j:plainbolbots -  2ndCDR

f:id:oAo:20140616124733j:plainThe Raincoats - The Raincoats

 

で、この時点で多分結成して1年くらいだと思うのですが、すでに何人か人が出入りしてます。男女混成4~5人というかが基本スタイルだったかな。

ちなみに初ライブは三茶のhevean's doorで、共演がリーゼント・スリム、キッキンザライオン、恋に生きる(突然段ボール+Panic Smile+湯浅学)、inca nuisance classical afro #9というデビュー戦にして大変素敵な面子であるのに関わらず、リハから酔っぱらっておりました。大体曲が1分~2分くらいのポップなプログレって感じで曲の長さ以外はいまとあんまりやってること変わんないです。歌も演奏も少しは上手くなったかな

ただこのころを思い返してたぶん20歳そこらだったと思うのですが、最近の身近にいる20歳そこらの人たち凄いですねほんと。上手いし色々ちゃんとしてますね。

ちなみに2回目のライブは横浜FADで当時も結構有名人でしたがスネオヘアーと一緒だったりこう書くと中々良い滑り出しをしているように見えます。

 

でもって、そんなこんな活動しているうちにCD出さないかというお話頂きまして、kimica records(後のperfect musicの母体)からちゃんとしたアルバムを作ることになります。結成して1年半とかそんくらいだったと思うので、へたくそな上に泥酔しながらライブスタイルの割にトントン拍子です。プロデューサーに僕の音楽人生に多大な影響を与えたsaladabarのやしろさん。上記にも出てきたboat(現NATSUMEN)のAxSxEさんにエンジニアをやってもらい、今でも通う自由が丘のサークルサウンズでレコーディングしました。一日が終わるたびに寿司食べてた様な記憶があります。とても素晴らしい経験でございました。

f:id:oAo:20140616144909j:plainbolbots - imaginary song park

 

全然箱庭の室内楽の話しまでたどりつけないのですが、このアルバムちょっとした事情がありまして、盤は出来たけど長らくリリースされず、レコーディングから3年くらい経ってから世にでました。その間にも相変わらず人の出入りは激しく、色んな人が出たり入ったりして行きました。

 

で、この音源世に出たころにはもう自分的には昔のものなので早く次出したくて、なんも相談せずに勝手にレコーディング開始しちゃいました。やっと箱庭の話が出てくるのですが、これが7/19のオルグでのレコ発の予約特典の音源になります。結局これはリリースならずに、色んな事情もありましてbolbotsは箱庭の室内楽という名前に代わります。名前の由来は忘れてしまいましたが、リリース待ちの時代にクラシックにめちゃはまってしまって、今思うとどうかしてたんじゃないかってくらい、クラシックばっか聴いて譜面とにらめっこしてました。この話はどっかでしたいのですが、色々聞いた揚句、19世紀中盤~20世紀前半のフランス室内楽全盛期あたりに、とてつもなく感銘をうけることになりまして、バンド名に室内楽って付けるに至ります。室内楽な上に箱庭ってどんだけ外出るの嫌なんだよって思いますが、当時は今よりインドア派でした。

 

つづく