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「不思議惑星キン・ザ・ザ」という80年代の旧ソ連の映画が好きで、よく布教活動をしてるんですが、
今のところ成果は乏しいと思われるのでここでも布教。
おじさんが買い物に行く途中に、見知らぬ若者(バイオリン弾き)に声をかけられる。
バ「あそこに自分が宇宙人だと言う人がいるんですけど・・・」
お「通報しとけ」
というクールな始まりに胸が高まる。
裸足で浮浪者風の宇宙人のことを信用しないおじさんは、
触っちゃいかんというのに、時空転移装置を勝手にいじってしまい
バイオリン弾きとともにキン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュクに飛ばされてしまう。
そこは一面砂漠で、たまに現れる宇宙船やら乗り物はスクラップにプロペラやら動力をつけた
現代芸術のようでかっこいい。人々は基本的に見た目浮浪者。都市は地下。
身分統制が厳しく、身分が下のものは上のものに対して、
(・A・)
/│\ クゥ〜
┌┐
という屈辱的なポーズをしなければならない。
↓宇宙人2人組のを参照。左にあるのは彼等の宇宙船。
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クーを2回しなければいけないとかなんとか。
しないと命の保障はない
そこではなぜかマッチが高級品で、マッチを所持していたおじさんは
最初に出会った宇宙人2人組(脱力系の間抜けキャラで最高)と共に時空転移装置を買おうとするんだけど
無駄遣いしたり、別の宇宙人にだまされて奪われたりして結局無一文になり、
バイオリン弾きのバイオリンを使い流しをしながら地球に帰るお金を稼ごうと
2人は演奏しながらさまようことになる。
しかしこの2人のキャラは宇宙人に負けず素晴らしい。
ちなみにバイオリン弾きはバイオリンが弾けず、おじさんが適当にギーコギーコやりながら歌う。
バイオリン弾きの盗癖、宇宙人2人組の終身刑などなど、
いろいろ事件がのらりくらりおきながら、さておじさんとバイオリン弾きはの運命はいかに!
という映画なんだけど、ロシアの深さを感じさせる。
最後は感動してちょっと泣ける
(はしし)