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昨日新宿ヘッドパワーでのライヴをご観覧いただいた皆様
まことにありがとうございました。
私がいうのもおこがましいのですが素敵なイベントだったと感じます。
ご来場いただいた方のおひとりとお話しした際にわたしから
「あなたがこれまでに読んで感心した対談は何ですか」という質問を
させていただいたところ以下のような回答をいただきました。
「中原昌也著『ソドムの映画市』に掲載されている中原昌也と宇川直広の対談にはとても感心させられた。単純な爆笑エピソードの羅列なのですがその内容の凄まじさにくわえ、それを語る宇川と中原の口調の温度差がほどよい起爆剤になっていて読んだ際には脳みそが破壊された。 もっというとこの本そのものが大変な名著で、中でも野田努への思いを批判的につづったエッセイはノスタルジイと戦慄と爆笑が同居した傑作。 私は本日こちらへ来る途上でもそれを読んでしまったため、一旦帰宅し顔を洗って出直してきたのだよ」
そう言われて心なしかその方がさっぱりとしたしょうゆ顔の持ち主であるように
思えてきた。蒸し暑い夜にもたらされた一筋の涼風。
(ヤマナカ)