福島で被災した10年来の友達にiPodを送るため、みんなで曲とか写真とか集めようという話があったので、出会った当時の音源とかを引っ張り出して聞いたら、恥ずかしすぎて人に聞かせられるもんじゃないなと思ったんだけど、音よりジャケとか盤面とか歌詞カードとかが面白く、若さゆえのエネルギーというかよくわからない破壊力があって、やっぱデータとかでなく、モノとして手に取れることはとても重要だと思った。再生するのに手間がかかるため聞けなかったんだけど、全く作った覚えの無いカセットテープとかもあって、聞くことの出来ない媒体の音源があるっていうのは、なんか宝物が掘り起こしたみたいでなんか感慨深い。中身がゴミみたいなもんでも、それがあることがとても大切。年のせいかモノと情報があふれすぎているせいかわからないけど(多分両方)、だからこそ、大事に出来るモノを何か作りたいと思った。レコーディングを繰り返して引っ張るのでなく、その時代に属するものとして色々置き去りたい。