ああ、浦和のオジェック監督が遂にクビとなりました。ショックで電話にも出ないそう。駄目采配な上に選手との不和で、チームが分解していたので解任はしょうがないけど、いざクビとなると寂しいもんだ。弱い時のレッズを立て直してくれて、駒場で岡野(野人)や福田(大将)に握手を求めるも無視された高校生の俺に、オジェックはあの怖い笑顔で握手してくれたよなぁ、と思うと涙が。元気出せ。


オジェックも酷かったけど、選手も酷かったので、ちゃんと結果を出していただきたい。パスを出したら走る。見方のフォローに走る。こういう基本ができてない奴が多すぎる。後任のゲルトは多分人望も厚く、まともな采配ができると思うので、立て直せると思うけど、山田とか、闘莉王とかあんまなめたプレイするようならもういらん。次の神戸戦は大久保が代表招集され、こっちもフィットしていない高原がいなくなるので、おもしろそう。しかし、ゲルトはかわいいおっちゃんだと思ってたのに、ヒゲ生えるとイケメン。beforeafter


昨日はオジェック追悼の意もこめて、これ聞いてました。アメリカの女性4人コーラスユニット、アノニマス4による13世紀の世俗歌曲集。この時代は宗教音楽ばかりなので世俗歌曲は珍しい。聞いてる分にはあんま変わんないけど。
通常、音楽というのは、入り口と出口が定められ、聞き手は(意識的にでも無意識的にでも)、出口に向かってその音楽の時間、内的な旅をするわけですが(そうじゃないのも沢山あるけど)、バロック以前の音楽は和声の概念が希薄なので、どこに連れて行かれるのかさっぱりで、ずっと宙に浮かんだまま、とつぜん音楽が途切れて終了するような感覚に襲われます。いわゆる終止形がない。
19世紀後半から、ドビュッシーを始めとした教会旋法使いが現れ、機能和声は崩壊し、現代音楽が生まれ、極端に音楽が多様化(ある意味崩壊)するのですが、バロック以前、特にルネッサンスより昔の音楽は、現代音楽より刺激を感じます。和声進行マニアの俺としては解析不能(やればできるけど)で、まさに異世界。神秘也。

なぜオジェック解任からこんな話に。


(は)

アノニマス4~愛の幻影 [Import] (LOVE'S ILLUSION|LOVE'S ILLUSION)

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