マイスペに曲をアップしました。旧編成末期にアルバムをレコーディングする予定だったそのプリプロ。時間の関係であまり考えずにさっさと録ったものなので、人様に公開するのはいかがなものかと思っておりましたが、今の編成では出来ない曲もあったりで、このまま死するには生みの親としては忍びない。てことでとりあえず一曲アップ。他にも色々録ったので気分が乗ったらミックスしてアップしようかな、と。


話は変わって最近ハンス・オッテさんの「Das Buch der Kläng=The Book Of Sounds(響きの書)」を良く聞きます。ケクランやモンポウでナイス演奏を聞かせてくれるヘルベルト・ヘンク先生のピアノ。基本的にミニマル音楽というのは好きではないのですが、これは良い。まさに響きの書。和音構造でいうと別に普通なんだけどなぜか凄い。深い。一曲目の冒頭など、ド・ミとファ・ラだけなんだけど、天国。なんでこんな聞こえ方をするのか謎。そのあとミニマル的に展開はするのだけど、使う音は白玉オンリー(多分)。なのにこの深さ。やばい。圧巻なのは8曲目、BPM50くらいで2部音符のみで構成されている非常にスローな曲なんですが、最高音ファ#と最低音シ♭だけはずっと鳴らしたまま(多分)、内部の音だけ変遷していくのだけど、これの緊張感が凄すぎて鳥肌。と同時に心が浄化される。腰痛も治ってきた気がする。
で、調べてみたら、これゴダールの二十一世紀の変遷という映画で使われておるのだね。ほう。


ニコニコにあった。

冒頭のが一曲目の途中から。ヘンクの演奏と違うので、これがオッテ先生自作自演バージョンかな。しかしこの映画かっこよすぎるね。DVD欲しいけど国内版はない模様。代わりに映画史見よう。



Das Buch Der Klange

Das Buch Der Klange

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