何か忙しいのでなかなか進まないのだけど、パソコンがだいぶ元に戻ってきた。OS再インスコは避けられなかったので、プログラムの入れなおし等、久々の作業でめんどくさい。ひとまず必要最小限と思われるあたりまで復旧したのだけれど、今まで何がそんなに入っていたのかというくらい、Cドライブの使用容量が少ない。気分的に快適。たまにはいいかもしれん。


ところで、最近ザウアーという人がお気に入り。リストの最晩年の弟子ということで、音数はやたらと多いんですが、フォーレプロコフィエフ的にメロディーをしっかり保ちつつ、ころころと調が変わっていく様は聞いていて非常に楽しい。和音の運び方がお洒落。リストは無駄に超絶技巧な印象があって聞かず嫌いなんだけど、聞いてみようかな。そういやドイツ人作曲家で好きになるのは久々だ。
ザウアーさんは1862年生まれで、1942年に死去。この辺の時代に生きて、ロマン派的感性を捨て切れなかった音楽家は音楽史的には重要でないとされてしまいがちですが、ボルトキエヴィチやらボーウェンやら同時代の低評価音楽家たちが最近気になっております。でも同時代だと、ドビュッシースクリャービンの方が桁外れに凄いと思うので、やはり低評価なのはしかたないよな。天才が近くにいるのは大変だ。かの神奈川ナンバーワンプレイヤー牧さんも後輩の清田に似たようなことを言っておりますね。

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