起こったことを時系列的に並べてみる。


・『スターシップトゥルーパーズ3』を観る。
大いなるB級駄作という感じ。決して人にはオススメはしない。最初の十分間は途方も無い傑作を観ている気になったが、そこからは低予算の波が押し寄せる。とりあえず、当ても無く砂漠歩きすぎ。肩透かしは食らった気はしたものの、そういえばバーホーベンはこんな監督だったな、と思い納得。何故か晴れ晴れとした気持ちで歌舞伎町を後にする。


・総帥からお借りしたフエンテス短編集『アウラ・純な魂』の「アウラ」「純な魂」「チャックモール」を読む。
概ね、不気味。呪術的な怨念が漂っている。「アウラ」は手塚治虫火の鳥・異形編」に近いものを感じた。


WOWOWのジャズファイルでStuffのモンタレーライブを観る。
やはりスティーブ・ガッドは化け物。16ビートであえて抑圧したドラミングは何か沸々と煮えたぎっているよう。あと、これまた私見だけど、コーネル・デュプリーもエリック・ゲイルもソロよりカッティングの方が生き生きしているように見える。
これがぶっつけ本番とは二度びっくり。


・『スカイ・クロラ』を観る。
世間的には賛否両論ですが、周囲だと絶賛の嵐。個人的には邦画アニメ今年ナンバー1の傑作。ただし、低評価の理由はわかります。ただ、自分は『攻殻機動隊』があまり好きではない人間なので、その辺をご考慮ください。
なんか、物語云々、伏線云々とか言いますが、別にそんなものはどうでもいいかな、と思う。ただ日常が淡々と描かれているだけでいいじゃないのかな。小津映画なんてそんなんばっかりだけど、紛れも無い傑作群なだけであって。
空中戦は割りとマニアックな描かれ方をしていて、未来世界の話のはずなのに、プロペラ機でしかもプッシャータイプ(激マニアック)しかも機銃で戦う。どこかスチームパンク的だと感じた。
あ、あと、絢香の歌だけ邪魔。いらない。




次回ライブは九月六日、土曜日なり。はりきってまいりませう。

(西川)