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4月ももう終わりですが、久々にパンセを読みました。どこから開いてどこから読んでもおもしろいというのは実はかなり凄い。「・・・神があると賭けたまえ。―――これは、素晴らしい。」って結構イカレてるよね。「マホメットのしたことは、だれにでもできる」ってのも凄え。パスカルは基本的に言っている事がダイレクトに響く稀有な哲学者なんだけど、キリストのこととなると頓珍漢なことだらけになるから困る。しかしそれが面白いし、そうじゃないところは感動的。笑いと涙がたっぷり。いい感じに脳みそがすっきりした。
- 作者: パスカル,前田陽一,由木康
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1973/12/10
- メディア: 文庫
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